武士の一分・・・★★★★

yasyasyas2006-11-21

山田洋次監督と木村拓哉の夢のような組合せの時代劇。
藤沢周平原作の時代劇三部作に当たり、アカデミー賞外国語映画部門にもノミネートされた「たそがれ清兵衛」では真田広之宮沢りえ
二作目「隠し剣 鬼の爪 」では永瀬正敏松たか子が共演。そして三作目はキムタクと檀れい
今までの相手役のヒロインとしては知名度が低いですが、宝塚歌劇団の小道具係で働いていた時からキレイな人だなぁと憧れていた人なので観る前から果然に力が入ります。
物語は非常に解りやすい話で、見えているのに見えない盲人の演技を熱演するキムタクも眼力だけでも凄みもありましたし、剣道経験者だけあって殺陣もさすがでした。
松竹所属で大人の事情で役に抜擢されたとはいえ、夫思いの美しい妻役の檀れいも良かったです。第二の鈴木京香的なポジションで、これからも役が増えるかもしれませんね。
たそがれ清兵衛でも世話役で出演していた神戸浩と同じ役所の笹野高史の、ひょうひょうとした感じも笑いを誘って和みました。寝ずの番や時効警察でもおいしい役でしたし。
メイクのおかげもありますがキムタクの迫真の演技は必見ですし、武士の誇り、プライドというか男のカッコよさを魅せてもらいました。
近藤公園が毒見役でチョイ役で出演していたのもツボでしたね。