死霊のはらわた・・・★★★★

今は「スパイダーマン」の監督で有名になったサム・ライミ監督のデビュー作。
当時24歳の若さで、これだけの質の高い映画を作り上げただけでも驚きです。
初めて見た時は中学生の頃、レンタルビデオで見たんですが、すごい気持ち悪かったのを覚えています。
今見れば、全然、平気で喜んで見るんですけれども。
この映画からスプラッター・ムービーというジャンルが流行し、血みどろホラー映画が沢山作られるキッカケとなり、
あまりにも血がドバッ〜と出て、大袈裟な演出は笑いを誘うものですが、当時はマジビビリでした。
その後「2」「3」と続編が同じサム・ライミ監督で作られるわけですが、まったくのお笑い路線に変更して、それはそれで面白いですし、
最初から確信犯的な物があったのかもしれませんね。
3作品とも主人公がアッシュで、それを演ずるブルース・キャンベルが当たり役で、
サム・ライミとも今も友情が続いているのが、本当に嬉しいです。
血糊の量やエグさから言えば「ロード・オブ・ザ・リング」のピーター・ジャクソン監督の「ブレインデッド」の方が遙かに上ですが、
死霊のはらわた」の方が手づくり感があって、親しみがもてますね。
ホラー映画監督が、どんどんと巨匠になっていくんですが、今度はいったい誰が注目されるんでしょうか??