ロスト・イン・トランスレーション・・・★★★★

予告編からして大人の映画っていうニオイがプンプンしていたんですが、正にその通りでした。
日本でCM撮影をするために東京に来日したビル・マーレーと、夫に仕事で着いてきたスカーレット・ヨハンソン
馴れない異国トウキョーでの二人の寂しい思いが交差するのですが・・・。
な〜んとなく離れず着かずの微妙な大人の関係が、いいですね。雰囲気で魅せるというか。
スカーレット・ヨハンソンも「真珠の耳飾りの少女」とは、まったく違う顔を見せ、ビル・マーレーも枯れた中年が渋いっす。
フランシス・フォード・コッポラ監督の娘でもある、ソフィア・コッポラ監督が東京オールロケにこだわり、今の東京を映し出しながら、
馴染みのある南禅寺平安神宮も、ちょこっと出てきて得した気分にもなりました♪
藤井隆ことマシュー南も、ちゃっかり出演しているし(笑)
エンティングに流れる、「はっぴぃえんど」の「風をあつめて」が、とっても心地いいんですよね・・・。
今年のアカデミー賞で色々ノミネートされた作品で、オリジナル脚本賞だけって勿体ないんですが、
観終わった後ジワっとくる不思議な映画でしたね。